アメリカでは医療や教育の場に競争原理が導入された結果、鬱になる医師や教師が急増しているそうです。医師の年収は20万ドルもあるのに、医療訴訟用の保険料として19万ドルも払っているそうな。
この本の中で、派遣切りにあった人たちが即ホームレスになってしまうのは、「溜め」がないからだと書かれていた。「溜め」には金銭だけでなく、人間関係も含まれるとのこと。
僕がニートから脱出して就職することができたのも、親に扶養してもらっていたという、恵まれた(=情けない)「溜め」があったからだと思う。これがもし、住むところもなく、今日食べていくお金もないという状況だったら、とても就職なんてできなかっただろう。
今ニートの人も、この恵まれた「溜め」があるうちに、できるだけ早く行動を起こした方がいいと思うのです
僕は働き出してからずっと、この「溜め」を作ろうとしてきた。勉強も「溜め」の一つだと思う。たとえば、英語力をつけようと思ったら毎日の積み重ねしかないので。
人間関係の「溜め」は人付き合いが苦手な僕には難しいんだけど、仕事上での「信頼の溜め」は作っていけたらいいなと思う。