邦題は信念の魔術。
40年以上前の古典的名著と言われているビジネス書で、潜在意識の力について書かれている。ポジティブシンキングとかイメージトレーニングのはしりみたいな本なのかな。
レバレッジ・リーディングでも取り上げられていたし、Amazonの書評でも絶賛されていたので読んでみたけど・・・・なんか胡散臭い。
信じることで波動がでて、テレパシーもサイコキネシス(念動力)も可能なんだと熱く語られている。そして、信じない人からはもちろん波動はでないし、信じる人の波動にも干渉すると。なんだか、怪しげな宗教みたいだと思った。
「疑うな!とにかく信じろ!信じれば新たな領域に行けるんだ!」。こう諭す宗教団体は多いと思う。信じる力が大切なのはわかるけど、何かを信じきるということは批判精神を放棄することでもあって、それは結構危ないことだとも思う。
ただ、自分を信じるぶんには害がなくていいですよね。周りから「勘違いしてる奴」と思われるぐらいで。ネガティブ思考よりかはよっぽどいい。
僕もさっそく、「お前は絶対に本命企業の書類選考に通過する!通過するんだーっ!」と鏡の自分に言い聞かせてます。きっと波動がでて書類選考に通過するに違いない!
現在までの通過語数は約242万7千語。これで39冊目。