最初の会社を受けたときには特に面接対策はしなかったけれど、今の会社を受けたときには、転職紹介会社で模擬面接をしてもらった。模擬面接なのに緊張してしまい、冬なのにダラダラと大量の汗をかいたのを覚えている。
模擬面接はかなり役に立った。回答の内容だけでなく、話し方や話すときの目線なども指摘してくれて。また、その会社でよく聞かれる質問なんかも事前に教えてくれた。転職紹介会社の利用は無料なので、申し込んでみたらいいと思う。僕が就職活動をはじめた3年前は「正社員歴3年以上」という要件があったけど、今は特に要件はないようです。
面接はある程度質問が決まりきっているので、事前に回答を準備しておいた方がいい。職歴なしだと正攻法でいっても難しいので、僕だったら適当に虚実織り交ぜて回答しますね。
たとえば、僕は本屋でのアルバイト経験を最大限に生かすため、「人と関わる接客業が好きで・・・」とやたらにアピールしたことを覚えている。IT業界は内向的な人が多そうなので、ちょっとでも外交的な自分をアピールした方が採用されやすいと思ったのだ。実際は倉庫にこもって返品処理したりエロ本読んだりしてたわけですが・・・。
どれだけ準備していても想定していなかった質問というのは必ず投げかけられる。そのときにオドオドしたり完全に黙り込んだりするのではなく、しばらく考えてから、相手の目をみて思いついたことをハキハキ答えたらいいと思う。面接担当者は回答内容よりも、回答するときの声の大きさや話し方、目線の動きなどを重視しているように思える。
面接では質疑応答だけでなく、自己アピールで1,2分喋らされることもある(僕はこれが大の苦手だ)。これなんかは完全に、話しているときの挙動が不審じゃないかを観察する目的ですね。自己アピール対策は、事前に喋る内容を準備して、実際に声をだして練習するしかない。
ちなみに、僕は極度のあがり症です。大勢の人の前にたつと、本当に膝がガクガクと震えるぐらい。今年の2月に面接を受けに行ったときも、受付で担当者を呼び出すための内線をかけたときにはすでに手がブルブル震えていた。情けない・・・。ただ、面接は座って対面なので、震えはかなり抑えられるので助かっている。
あと重要なのは「見た目」ですね。「人は見た目が9割」という本があるぐらい、見た目は重要。僕は6年間もニートしていただけあって、完全にオタクのひきこもりですけど、見た目は普通の一般人を装うことができる。また、人付き合いが嫌いな根暗だけど、面接のときだけは明るくさわやかな好青年を演じることができる。実際、採用された後に、面接担当者だった人から「もっと明るくてお喋りな人だと思っていたのに・・・」と言われたことがある。面接の数十分だけ、別人格を演じられたらそれで勝ちなのだ。
服装、髪型には気を遣おう。このへんに無関心だと、ニートだとばれやすい。髪は短めでさっぱりした感じに。スーツ、シャツ、ネクタイ、靴。このへんは「ザ・スーパースーツストア」や「パーフェクトスーツファクトリー」で買うと、そこそこ安くで今の若者向けのデザインのものが買える。店員に一式選んでもらったら楽チンだ。シャツは白系が無難です。時計は安っぽいプラスチック系のデジタル時計をするぐらいならはめない。靴下は黒。間違っても白はだめ。
姿勢や挙措も大事。背筋は伸ばして座る。貧乏ゆすりをしない。体を揺らさない。顎をひきすぎて下から覗き込むように見ない。相手の目をみて話す。声は普段より大きめで(僕はボソボソ喋りがちなので、普段から何度も聞き返されますが・・・)。面接官のおもしろくないギャグには自然な感じで微笑(僕はよく笑顔がひきつりますが・・・)。
これだけできたらバッチリでしょ。本屋にいけば面接マニュアル本や社会人マナー本は腐るほどあるので、適当に立ち読みすることをおすすめします。