頭のいい段取りの技術

相変わらずハウツー本です。


頭のいい段取りの技術
藤沢 晃治
日本実業出版社
売り上げランキング: 50,408



「わかりやすい~の技術」シリーズの著者の本なので、思わず買ってしまった。結構ファンです。

この本は、あとがきがよかったです。段取りよく仕事して、余った時間は会社に「非公開」にして自分のために使おう。そして、会社に依存しないですむように、副業なり勉強なりしよう、というメッセージが書かれていた。

僕は仕事は割と早い方だと思うけど(正確さはさておき・・・)、馬鹿正直に会社に「公開」して、その分別の仕事を振られていた。これからは「非公開」にして自分のために使おうと思った。

ただ、著者みたいに毎日定時で帰っていたら、うちの会社ではそれ自体が「公開」していることになってしまうな・・・。

日本人の英語 (岩波新書)

Amazonでの評価が高かった英語の本。


日本人の英語 (岩波新書)
マーク・ピーターセン
岩波書店
売り上げランキング: 10,310

日本人が間違えやすい英語の用法について書かれた本。冠詞や前置詞の使い方など、なるほどと思える説明がもりだくさんです。

文法マニアの日本人が書いているわけではなく、ネイティブが書いているので、用法の違いによる微妙なフィーリングの違いまでわかりやすく書かれている。

僕は文法を覚えるのが面倒くさいので、たくさん読めば自然に使い方も身につくだろう・・・という考えだったんだけど、この本を読んで考えを少し改めました。納得性の高い文法の用法を知っていたら、はるかに効率的に正しい英文が書けるようになると思う。

著者の語り口調もどことなくユーモアがあって、楽しく読めました。おすすめです。

Tested Advertising Methods

読み始めてから1年以上かかって、ようやく読み終わりました。



効果的な広告手法について書かれた本です。広告のタイトルや写真をどのように変化させたら、顧客からの問い合わせ数がどのように変化したのかといった、まさにTestedな広告手法です。

せっかく洋書を読むのだから翻訳されていない本を・・・と思って買った本。とても中身の濃い本でした。自営業者だけでなく、ヤフオクでモノを売ったりしている人にも参考になると思う。

日経文庫 マーケティング

マーケティングの入門書を読んだ。


マーケティング (日経文庫)
恩蔵 直人
日本経済新聞社
売り上げランキング: 16,364



Amazonでの評価も高い本で、マーケティングの基本についてわかりやすく書かれていた。最新のマーケティング理論も盛り込まれているそうです。マーケティングの本を読むのが初めての僕には、何が新しい理論で何が古い理論なのかわからなかったけど。

マーケティングの仕事って、あくまでイメージだけど、花形職種で面白そうだなと思う。しかも、うちの会社のマーケティング部門なんて、午後8時に近くを通ったら皆すでに帰ってたし・・・。日本での自社ブランドの認知度は低いんだから、もうちょっと頑張れよ・・・と思う。

直接自分の仕事には関係なくても、こういった様々な分野の入門書を読むことは、新しい視点とか考え方を得るという面でとても役立つように思う。狭い範囲の特定の技術書ばかり読んでいても、頭は凝り固まるばかりですから。

プレッシャー管理のセオリー




IT業界で働いていく上で、技術力を高めることと体力をつけることと同じくらい重要なのが、メンタルタフネスを鍛えることだと思う。鬱になって休職する人や退職する人が本当に多い業界なので。

今の仕事は激務な上に、ミスをしてシステムを止めれば新聞に載るような案件ばかりなので、プレッシャーも相当大きい。いつか心が折れる日が来るんじゃないかと思っていたときに、目に留まった本でした。

この本に書いてあるのは、「~ねばならない」という思考を捨てて、「~が望ましい」という考え方に変えることの大切さです。僕もついつい「絶対にミスをしてはならない」とか、「期日までに間に合わせなければならない」と考えて、自分を追い込みがちなので、意識して考え方を変えようと思った。

重要なのは、「~ねばならない」という考え方の対極として「どうでもいいや」と投げ出してしまうのではなく、「~が望ましい」という姿勢で、よい方向に持っていこうとする気持ちは持ち続けることなんですね。たしかに、「どうでもいいや」と投げ出してしまえばプレッシャーからは解放されるんだけど、それは逃避にすぎないし、結果的にクビになって仕事を失ってしまったのでは元も子もない。

鬱にならないように、でも、自分を甘やかさずに仕事をしていくにはどうしたらいんだろう?そう考えていた僕に、ヒントをくれた本でした。