プレッシャー管理のセオリー




IT業界で働いていく上で、技術力を高めることと体力をつけることと同じくらい重要なのが、メンタルタフネスを鍛えることだと思う。鬱になって休職する人や退職する人が本当に多い業界なので。

今の仕事は激務な上に、ミスをしてシステムを止めれば新聞に載るような案件ばかりなので、プレッシャーも相当大きい。いつか心が折れる日が来るんじゃないかと思っていたときに、目に留まった本でした。

この本に書いてあるのは、「~ねばならない」という思考を捨てて、「~が望ましい」という考え方に変えることの大切さです。僕もついつい「絶対にミスをしてはならない」とか、「期日までに間に合わせなければならない」と考えて、自分を追い込みがちなので、意識して考え方を変えようと思った。

重要なのは、「~ねばならない」という考え方の対極として「どうでもいいや」と投げ出してしまうのではなく、「~が望ましい」という姿勢で、よい方向に持っていこうとする気持ちは持ち続けることなんですね。たしかに、「どうでもいいや」と投げ出してしまえばプレッシャーからは解放されるんだけど、それは逃避にすぎないし、結果的にクビになって仕事を失ってしまったのでは元も子もない。

鬱にならないように、でも、自分を甘やかさずに仕事をしていくにはどうしたらいんだろう?そう考えていた僕に、ヒントをくれた本でした。