帰宅途中に書店に寄ったら、「勝つDBエンジニアのキャリアパス」という本が目に留まった。DBエンジニアじゃないけど、手にとって読んでみたら結構興味深かった。 DBエンジニアのキャリアパスとしては、以下のようなキャリアパスが考えられるという。
■DBスペシャリスト、基盤スペシャリスト
スペシャリスト職は、技術をとことん究める職種。他の職種に比べて、要求されるコミュニケーション力のレベルは低そうで、元ニートの僕には魅力的な職種に思える。ただ、とてつもない能力が必要だし、「専門バカ」になって潰しがきかないというデメリットがある。
■コンサルタント
コンサルタントは顧客の抱える課題を解決する仕事。チームではなく単独で仕事ができるという点が魅力的だ。ただ、技術以外のビジネスの業務知識が必要だし、コミュニケーション力やプレゼンテーション力、ドキュメント作成能力がないとお話にならない。何より、人脈、人脈、人脈!話相手すらいない俺がどうやったらコンサルになれるというのか・・・。
■プロジェクトマネージャ
プロジェクトマネージャはプロジェクトの管理や各方面との調整が仕事。自分が参加しているプロジェクトのプロマネの仕事を見ていてもとても大変そうだ。「逃げずに責任を持つ」ことが必要だという。逃げ続けてニートになり、就職した後も逃げて2回も転職してる自分には絶対に無理だな。
■ライン管理者
ライン管理者は「部長」とかの管理職。お金や人の管理をするのが仕事。上司を見ていても、お金の管理は大変そうだ。常に採算や売り上げ目標の達成を考えなければならない。「人を育てる」ことも必要だという。これまた自分には無理な職種だ。
こうやって見てみると、なれそうな職種、なりたい職種がない。最初にも書いたけど、できたら僕は単なる一作業員として現場で手を動かしていたい。でも、40才、50才になってもそれができるのか?と考えてみると、できそうにない。能力的な問題ではなく、周りがそれを許さないようなところがある。
でも、どうしてIT系は無理なんだろう。電気工事士とかだと、40才、50才でも現場の第一線で働いている人は普通にいるのに。高い給料を払って現場の一作業員の仕事しかできないんじゃ、会社にとっては割に合わないということだろうか。でも、今は年功序列も崩れてきていて、歳がいってるから高給をもらえるというわけではないよね。給料は今ぐらいでいいから、40才、50才になっても現場で働いていたいという人はいっぱいいるんじゃないだろうか。
適性がないのに管理職にさせられたりプロマネにさせられたりというのが、一番不幸になりそうな気がする。
自分の適性は何だろう。
自分にできることは何だろう。
自分は本当は何がしたいのだろう。
働いている今も、よくわかんないっすね。社会に出てから遭遇した、ほとんどのことが自分には向いてないってことがわかっただけで・・・。