記憶力

脳神経科学の立場から書かれた記憶力に関する本を読んだ。
衝撃の事実をいろいろと知った。
たとえば、ゲンコツで軽く頭をたたくだけで、脳細胞が数千個は死滅するそうだ。
気をつけねば・・・。

歳をとると記憶力が衰えるというのは嘘だと書いてあった。
記憶力が落ちたように思うのは、学生の頃のように勉強したり暗記したりといった、脳に負荷をかけることをしなくなるのが原因だそうだ。

そういえば、僕も6年間のニート生活によって相当記憶力が衰えたと思う。
脳に一切負荷をかけず、毎日部屋に閉じこもって刺激のない生活を送っていたからだろう。
アルバイトを始めたときには、つり銭の渡し間違いで5千円の誤差を出したりして怒られていた。
軽い若年性痴呆症のような状態だったと思う。

働きはじめてからはだいぶ改善したけれど、やはりボケボケなのには変わりない。
今、英語や資格の勉強をしているのは、このリハリビの意味もある。
現在ニートの人は気を付けないと、本当に若年性痴呆症になりかねない。
脳をもっと酷使しないと。

ちなみに、アルバイトを始めた最初の数日は、ただ立っていただけで足が筋肉痛になったことを覚えている。
ニート生活によって、脳だけでなく筋肉も相当衰えていたのだ。
怖いです。

就職保証の講座

就職できなかったら受講料を全額(年齢によっては半額)返還するというのをウリにしているスクールがある。
規約を読んでみた。

スクールや人材派遣会社が紹介した以下の条件の企業の入社試験を5回以上断るか、内定を2回以上辞退したら、就職保証の権利を放棄したことになるんだって。

・コンピュータ関連業種(いわゆるIT業界)への就業、もしくは一般企業でも、コンピュータ関連業務への就業
-->めちゃめちゃアバウトだ。ただのキーパンチャーでもあてはまるのでは・・・。

・給与が概ね1ヶ月最低賃金170,000円以上(額面)
 -->安すぎ!100万円の講座を受講して、こんな給料で働きたくないってば。

そもそも、ろくでもない企業や職種ばかり紹介されたら、5回ぐらいすぐ辞退しちゃいますよね。
無職や失業者の弱みにつけこんでるようで、腹が立つ。

おすすめベンダー資格

元ニートの僕が、独断と偏見でおすすめのベンダー資格を紹介。
ヘルプデスクや監視オペを足がかかりに、IT業界に潜りこもうと思っている人向けです。
プログラマーや開発系SEになりたいという人には参考になりません。

1位 CCNA
Ciscoのルーターやスイッチの初級資格。
TCP/IPなどネットワークの基礎知識があることをアピールできます。
無理やりこの資格を取得させる派遣会社もあるぐらい人気のある資格。
サーバーやクライアントがネットワークにつながって動いている以上、ネットワークの知識は無駄になりません。
受験料1万5千円ぐらい。

2位 MCP
Windowsの資格。
いろいろな種類がありますけど、取得するならWindows2003 Serverでしょうか。
Windows XPなんかも、ヘルプデスクをするならアピール度は高いと思います。
受験料1万5千円ぐらい。

3位 LPIC Level 1
Linuxの初級資格。
Linuxサーバを触る機会も多いと思うのでおすすめです。
2科目合格する必要があるので受験料3万円ぐらい。

取得にかかる費用は、受験料+参考書+問題集で2〜3万円ぐらい。
何十万円もする高額のスクールやセミナーに通う必要は全くありません。

ちなみに、僕はCCNAもMCPも持ってません・・・。

ニート生活を振り返って

当時、何をしていたかを思い出してみる。 

2ちゃん→ゲーム→オナニー→睡眠→2ちゃん→ゲーム→オナニー→睡眠→2ちゃん→ゲーム→オナニー→睡眠→以下無限ループ 

昼夜逆転で13時間とか、気持ち悪くなるぐらい寝ていた。 
2ちゃんとゲームは驚くほど時間を吸い取る化け物。 
まさしく時間の浪費というやつです。 

「人生、無駄な期間なんてない」と言うけれど、ニート生活の6年間は、まさに「失われた6年」。 
糧になることなんて何ひとつなかった。 

今でも、学校を卒業してからきちんと働いてきた同い歳の人と自分を比べて、その差に愕然とすることがある。 
仕事上で負っている責任の重さ、精神的な成熟度、そして、すでに家庭を持っている人もいるんだよな・・・。 

今では、2ちゃんもゲームも全くしなくなった。 
我慢しているわけではなくて、なぜか、したいとは思わなくなった。 
それよりも、少しでも底辺から這い上がろうとして何かに取り組むほうが精神的な充足感が得られるし、良い結果が返ってくると面白くもある。 

現状を打破しようと努力しているニートは応援したくなる。 
このブログで、何らかの有益な情報を伝えられたらと思う。 
逆に、自身の今の現状を周りのせいにばかりして、やってることは「2ちゃんとゲーム」というニートは、過去の自分を見ているようで反吐がでる。 
さっさと甘ったれた自分に気づけよ、と思う。 
ニート期間が長引くほど、社会復帰は難しくなるのだから。 

ちなみに、2ちゃんとゲームはやめられたけど、オナニーはやめられません。 
基本、サルですから・・・。

職業に貴賎はないけれど・・・

クソな仕事というのはたしかに存在する。 

たとえば、僕が1社目でやっていたヘルプデスクという仕事。 
西でフロッピーディスクが詰まったと聞けば、ピンセットを持って走り、東でプリンタが紙詰まりしたと聞けば、綿棒とアルコールを持って走る。 
他にもいろんなことをしたけど、基本はガキの使い。 
綿棒でコシコシとローラーを掃除しながら、「俺って何やってんだろ・・・」と絶望感に打ちひしがれたもんです。 

そして、2社目でやっていた夜勤ありの監視オペレーター。 
アラームがピコピコなれば停止させ、Pingを打って生死確認。 
手に負えなければ上司に電話する。 
深夜に"そこにいる"ことが仕事。 
サルでもできる。 

僕のいた会社じゃ無理だったが、他の会社のオペレーターは、ゲームし放題、マンガ読み放題、お菓子食い放題(これはうちもオッケーでした)、寝放題らしい。 
かくして人間は堕ちて行く・・・。 

僕の場合はシステム管理者の仕事も兼任だったので、多少の実務を経験できたのはラッキーだった。 
ただし、夜勤明けでそのまま夕方まで残業とかしてましたけど。 

クソな仕事は何年やってもキャリアにはならない。 
ステップにするのみ。