一生懸命って素敵なこと

今日ブックオフで買った本で、前から読んでみたかった本です。


一生懸命って素敵なこと
林 文子
草思社
売り上げランキング: 166,782

著者はホンダのセールスウーマンからトップセールスとなり、フォルクスワーゲン社長、BMW社長を経て、ダイエーCEOとなった女性。

いろいろな本で林さんの逸話が紹介されていて、とても興味があったのです。

読んでいて、この人は本当に人間が好きな人なんだな、自分には到底マネできないなと思った。それでも、いい言葉がたくさん散りばめられている本でした。

「『自分はここで、この会社で一生働いてどうなるんだろう・・・』 そんなことをくよくよ考えるヒマがあったら、今すべき仕事に最善を尽くしてください。何かを一生懸命やっていたら、必ず答えは返ってくる。こうしたら、こうなるだろうという計算はするべきではないのだ。」

頭でっかちになりがちな僕に、響いた言葉でした。

休日の過ごし方

昨日は、4時間も昼寝してしまったけど、それ以外の時間はずっと勉強してました。

去年の秋から会社の全額補助で始めた英語のE-Learningは、予定していたコース全てを終了した。今年度の会社の個人目標の一つとして「最終のレベル10まで終了する」と書いてしまったので、無理やり頑張りました。

勉強の目標を外に宣言してしまうと、「達成すべき義務」となるので途端に勉強が重荷になるのだけど、強制力が働くのはいいですね。個人目標に設定していなかったら、たぶん途中で止めていたと思う。

その他の英語の勉強としては、BBC Newsの記事を10個ぐらい読んで、CNNのPodcastを6個ぐらい視聴して、「英会話とっさのひとこと辞典」を10ページぐらい読んで、洋書の「TESTED ADVERTISING METHOD」を数ページ読んだ。

あとは、自社ベンダー資格の上級試験対策として、技術資料を読んでました。これらの勉強をぐるぐる回していたら一日が終わった。

夜は宅配ピザを頼んで、結局、部屋から一歩も外に出ない引きこもりな一日でした。さすがにこれでは不健康なので、今日はスポーツジムにでも行ってみようかと思います。コナミスポーツジムだったら、健保の会員証を見せたら安くなるらしいので。

屋内ビアガーデン

今日も飲み会に参加してきた。18時にはもうビアジョッキを片手に持っているという、このグータラさ・・・。

飲み会の会場は、新宿の京王プラザホテルの屋内ビアガーデン。地上47階からの夜景はとても綺麗でした。酔っ払うと夜景なんて目に入らなくなるけどねー。




今日の飲み会には会社の事務の女性も参加していて、「技術の人って700万は余裕で貰ってますよね?」とストレートに訊かれた。少なくとも俺はそんなに貰ってません・・・。

その事務の女性は、最初は時給1600円の派遣としてうちの会社で働いていたけど、1年後に正社員採用されたそうです。話を聞いていると、パーティションに区切られたL字型の広い机を与えられ、ほぼ毎日定時帰りで、有休で海外スキューバーダイミング三昧とのこと。それで600万以上貰ってるんだから、ほんと勝ち組です。

この差は一体何が生み出しているんでしょうね。人間の能力にそんなに差があるはずもないから、ほとんど運なんだろうな・・・。

40代のITエンジニア

最近はよく飲みに行くので、会社内のいろいろな噂話や裏話を聞くことが多い。そんな話を聞いていて、気づいたことがある。

うちの会社には、僕と同じ職種で働いている40代のITエンジニアも普通にいるんだけど、皆が皆、管理職になっているわけではない。僕は、「きっと、現場でプレイヤーとして技術的な仕事をするのが好きな人達なんだろうな」と思っていたのだけど、どうやらそれだけが理由ではないらしいのだ。

話を聞いていると、その人たちの中には、「いい加減」で、「自分の興味あることしからやらず」、「仕事を途中で放り出す」人もいるとのこと。共通しているのは「責任感がない」ということみたい。

逆に、30代半ばでリーダーになっている人を見ると、責任感の塊みたいな人ばかりです。会社は社員の技術力だけでなく、そういうところを見て昇進させているんだなぁ、と気づいたのでした。

管理職にならないと給料が大幅に上がることはないらしいけど、その人たちはITバブルの頃に高給で入社したので、いまさら給料アップのために昇進する必要もないのだろうな。会社内の処世術としては、巧いなと思った。

最近読んだ本

相変わらず休みの日はハウツー本三昧です。幸せなり。



ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?
ウィリアム パウンドストーン
青土社
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問題ばかりが収録されているのかと思っていたけどそうではなくて、面接試験の歴史的変遷みたいなことも書いてあってなかなか興味深かった。




ひらめき脳 (新潮新書)
茂木 健一郎
新潮社
売り上げランキング: 302,952


ひらめくためには、元となる記憶(勉強)も重要なんだって。




生協の白石さん
白石 昌則 東京農工大学の学生の皆さん
講談社
売り上げランキング: 67,159


白石さんのような、気の利いたレスが返せればいいのですが・・・。






・厳密にMECEを追求するのではなく、「MECE感」でよい。
・論点(イシュー)を捉えて、最後まで離さないことが重要。




採用の超プロが教える仕事の選び方 人生の選び方
安田 佳生
サンマーク出版
売り上げランキング: 438,201

採用者向けに書いた前作では、「できる人は生まれつき → だから、できる新卒を採用しろ」って書いてあったのに、応募者向けの今作では「意識を変えれば誰でもできる人になれる」って書いてあった。調子いいなぁ・・・。






この本はいまいちだった。別の本で学習して、この本の図だけをパラパラ見て復習するのにはいいかも。

夢をかなえるゾウ

100万部突破のベストセラーです。


夢をかなえるゾウ文庫版
水野敬也
飛鳥新社
売り上げランキング: 394


この本は、いろいろな成功本のエッセンスを物語仕立てにしたもの。おもしろおかしく「成功法則」を学ぶことができる。

特徴的なのは、「成功本を読んだ人のほとんどがなぜ成功しないのか」について、しつこく書かれている点。行動に移さないから駄目で、「意識を変えようとするのではなく行動を変える」ことの大切さが書かれている。

この本を読んで思ったのは、自分には「成功したい」っていう熱い思いがないなってこと。もちろんお金はたくさん欲しいけど、「宝くじで3億当たらねぇかなー」と、買ってもいないのに思う程度です。

だから変われないんだな・・・orz

採用の超プロが教えるできる人できない人

この本は何回も立ち読みしてるんだけど、買って通しで読んでみた。


採用の超プロが教えるできる人できない人
サンマーク出版 (2012-07-01)
売り上げランキング: 32,553

以下、気になった記述とそれに対するコメント。

■中途採用で出回る人材のほとんどは、底辺の3割がぐるぐる循環してるだけ。

その理由は、優秀な人材はヘッドハントやコネで転職するからだそうです。
たしかに、僕のように逃げグセのついた人間が転職しまくってるのは事実だけど、優秀な人も普通に転職市場にいると思う。ヘッドハントなんて外資系金融とか重役とかだけの話かと思っていたけど、普通にあるのかな・・・。

■できる人は「素頭のよさ」で決まる。
 素頭の要素は論理的思考力とコミュニケーション力。
 素頭のよさは生まれつきのもので向上することはない。

たしかに両方とも大事な能力だと思う。
でも、「向上しない」って言い切られると、両方とも備えていない僕には悲しすぎる・・・。
ここは断固反発してですね、訓練で向上するってことを証明してやるのだっ!

■エネルギーは、目標バーの高さで決まる。

高い目標の人ほどエネルギー量が大きい。
これは、会社の先輩を見ていてもその通りだと思う。
僕は大きな目標はないけれど、目指している社内の職種があるので、それを目標に頑張りたいと思ってます。

■仕事のできる人は仕事のスピードが早い。

これは、最近読んだ多くの本に書かれていたので、僕もスピード重視で仕事するようにしてます。
特に、受信したメールはできるだけ即座に返信することを心がけてます。

■「やりがいのある仕事」があるわけじゃない。
 仕事の結果に期待されるときに、人はやりがいを感じる。

最近、「俺の仕事ってしょーもない仕事やなぁ」と冷めて思うことが多い。
どこかの誰かが作ったモノを、客の要求に合うように導入するだけ。
本質的に、室内エアコンの設置と一緒だなと。
でも、そんな風に冷めて考えたら、世の中のほとんどの仕事は「しょーもない仕事」になってしまう。
客から期待された結果に応え、期待に応えることに喜びを感じる。
そんなプロになれれば、「しょーもないこと」で悩まなくてすむように思う。

地頭力を鍛える

少し前に話題になっていた本。地頭コンプレックスがあるので、むさぼるように読みました。


地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
細谷 功
東洋経済新報社
売り上げランキング: 2,770

地頭力は以下から構成される。
 ・仮説思考力(結果から考える)
 ・フレームワーク思考力(全体から考える)
 ・抽象化思考力(単純に考える)

その基本を支えるのが、
 ・好奇心(WhatではなくWhyに対する)
 ・論理的思考力
 ・直観力

「日本に電柱は何本あるか?」といったような問題を考えるフェルミ推定を題材にして、上記の思考力の使い方を解説している。

地頭力が皆無の僕は、上記の問題もサパーリわからず。解き方の解説を読んで、以下の点がポイントだということがわかった。

 ・ある程度「えいやっ」と割り切って考える
 ・前提となる数字がわからないときは、その前提をさらに分解して推測する
 ・一部分の数値だけ正確に算出しても意味がない(ボトルネックの存在)

フェルミ推定の問題に挑戦してみて、僕は「考える」のが苦手だということを再認識した。訓練すれば地頭力も向上するらしいので、コツコツ訓練したいと思います。次は論理パズルの本でも買ってみよ。