圧倒的に男が多い業界ですけど、もちろん女性もいます。特に、開発系だと女性も結構いるなぁという印象です(しかも綺麗な人が多いような気がする・・・)。
ネットワークとかサーバ系になると、さすがに少ないですね。でも、うちの会社は十数名のチームのうち女性が4人もいます。転職してきて、ちょっとびっくりした。
ネットワークやサーバ系の入り口になる仕事って、ヘルプデスクや監視オペレーターになる。女性の場合はヘルプデスクにはとても向いていると思う。人当たりが柔らかかったり、説明が上手な人が多かったりするから。でも、女性の監視オペレーターってまずありえない。監視は夜勤ありが普通で、二人でペアを組むことが多いけど、深夜に男と二人なんて危険すぎですから。なので、貴重な入り口のうち一つは潰れることになる。これが女性ネットワークエンジニアが少ない理由の一つかも。
僕が今の会社に雇われたのは、退職する女性SEの交代要員としてだった。彼女は新卒でこの会社に入ってから5年間、SEとして着実にキャリアを積んできた人だった。「めちゃめちゃしっかりした人だなぁ」というのが初対面での印象です。大企業の基幹システムを構築するような責任重大な仕事を何年も続けてきて、ひと癖もふた癖もあるSEや営業とやりあってきたのだから当たり前か。
そんなキャリアを捨てて、「ケーキ屋さんになる」と言って辞めた彼女。「もったいない・・・」というのが俺の正直な感想だった。ヘルプデスクから始まって、夜勤ありの監視オペレーターを経てようやく構築の仕事に就けた俺にとって、そんな華々しいキャリアを捨てるなんて理解できなかったのだ。蓄積してきたスキルがあれば、年をとっても続けられる仕事なのに・・・。しかも、うちの会社には出産後に戻ってきて働くことを支援する制度まであるのに・・・。
たしかに、仕事はきつかったみたいです。月の残業は100時間を超え、深夜作業や休日作業も多かったようだ。「もうITはいいです・・・」と言っていたのが印象的だった。まぁ、ほんとの理由は人間関係だったんじゃないかな・・・と今になって思うけど(その元凶と思われる人物に俺も毎日神経を痛めつけられてます!鈍感な神経でよかった・・・)。
SEの仕事は、事務職と違って定時に帰れるような仕事ではないけど(俺は帰ってますが・・・)、ネットワークやサーバに興味のある人にとっては、責任とやりがいのあるいい仕事だと思う。IT系の仕事って常に勉強が必要だけど、女性はコツコツ勉強するのが得意だったりするから(語学なんてまさにそう!)、この業界に向いているんじゃないかな。
今の職場にも、めちゃめちゃ仕事のできるスーパーSEな三十路女性がいます。また、初々しい20代前半の女性SEもいる。うら若い乙女が、「MACアドレスが・・・」なんて言っているのを聞くと、なんか萌え・・・。