The World Is Flat

ずっと小説ばかり読んでいて、ノンフィクションに飢えていたので「The World Is Flat」は面白かった。さすがに英語は難しくて、かなり飛ばし読みしました。インターネット黎明期の話など、背景知識を持っているところは読めるけど、全く知らない分野の話になるとさっぱりだ。



The World Is Flat: A Brief History of the Twenty-first Century
Thomas L. Friedman
Picador (2007-08-07)
売り上げランキング: 2,922


情報通信技術の発達によってフラット化する世界で、私達はどうやって仕事を得ていけばいいのか。低スキルの仕事は、労働コストの安い国にどんどん流れていく。高コストの日本で暮らす私達は、より高い技術や知識を必要とする仕事を追い求めていかなければならないのだろう。

この本のなかで何度も強調されていたのが、教育の重要性だった。高度な知識や技術を得るためには、高等な教育が必要だという。高卒の僕には、なんとも耳が痛い。

でも、たとえ高等教育を受けていなくても、勉強は何歳になってもできる。工科大卒のトップエリート達と同じ土俵には立てないけど、学ぶ姿勢は常に持っていたいと思う。学ぶということは単なる知識の蓄積ではなく、より多くのことを吸収して、新たな環境に適応することだと思うから。

邦訳は日本経済新聞社からでている。「第6章 無敵の民――新しいミドルクラスの仕事」だけでも読むことをおすすめします。