TOEIC Readingセクションの解き方

最初(2006年1月)に受験したTOEICでは、Readingセクションで時間が全然足りず、大量に問題を解き残した。

でも、前回受験したTOEIC(2007年1月)では、リーディングセクションで時間が10分も余った。また、得点も435点と自分にとっては高得点だった。解き方は人それぞれだけど、自分の解き方も参考になるかと思い、書いておきます。

■Part5(文法問題)
ここでは悩まないことが重要。1問にかけられる時間は30秒しかない。問題を2,3回読み返して分からなければ、その問題は即座に捨てて次の問題に移る必要がある。

考える(というか思い出す)時間は10秒ぐらいしかないので、問題をみて瞬間的に答えが思い浮かぶぐらいになっておく必要がある。そのための対策として、「TOEICテスト文法頻出600問」などの問題集で、大量に問題を解いて文法感覚を身に付ける勉強方法がオススメです。

あと、1問30秒という時間感覚も身につける必要がある。30秒って、意外と短いもんです。私は携帯電話のストップウォッチ機能を使って、1問ずつ時間を計りながら解いて時間感覚を身につけました。

■Part6(文法問題)
長文の穴埋め形式としての文法問題。穴埋めの前後だけを読んで時間を稼ぐよりも、急がば回れで全文を読み通した方が結果的に時間はかからないと思う。長文自体が解答のヒントになるので。

■Part7(長文問題)
これもPart6と同じで、きちんと全文を読み通す方法がオススメです。TOEICのテクニック本なんかでは、問題文と選択肢を先に読んで、選択肢の答えを探すために関係のありそうな箇所をつまみ読みする方法を薦めていたりする。でも、きちんとポイントがつかめなければ、内容を理解しないまま視線をウロウロさせることになり、結果的に時間がかかってしまう。

私の場合は、まず問題文だけは全て先に目を通します。選択肢まで読んでると時間がかかるし、どうせ内容も覚えていられない。問題文も、4つも設問があると覚えていられないんだけど、ここでは文章の内容を推測するのが目的なのでそれでよし。ただ、1つめの設問だけは記憶にとどめるようにしてます。たいがい、文書の内容の順番どおりに設問が並んでいるので。

それから文章を読み始める。ここで重要なのは、設問の答えを探そうと思って読むのではなく、あくまで文章の内容理解に意識を置くこと。読んでいる最中に設問の答えがわかれば、即座に解答用紙にマークする。そして、次の設問に目を通して記憶にとどめ、文章の続きを読み進める。答えがわかれば、またマークする。この繰り返し。

もちろん、最後まで読み終えても解答できていない設問もある。そのときに初めて、答えを探すためにざっと読み返す。1回目で内容理解のためにきちんと読み通せていれば、読み返すスピードも速いです。

全文に目を通すとなると、それなりに速く読む必要がある。そのための方法として、以前の記事に書いたスラッシュリーディングがおすすめです。

シングルパッセージとダブルパッセージがあるけど、特に違いを意識する必要も対策する必要もないと思う。


■まとめ
以上、Readingセクションの解き方について書いてみました。自分の解き方は、かなり正攻法だと思う。小手先のテクニックを身につけるのに汲々とするよりも、TOEIC試験が求める力(文法問題を反射的に解く力、長文を素早く正確に読む力)を身につける方が、自分のためにもなる。

TOEICは、英語の反射神経を測定する試験だと思う。"This is a pen"を瞬間的に理解できるのと同じように、さまざまな英文を条件反射的に理解できるか。そのためには、反復練習と大量の英文に接するしかないと思ってます。