40代女性エンジニア

IT業界では40代で現場でバリバリ働いているエンジニアは少ない。また、女性エンジニア自体も少ない。でも、うちの会社には現場でバリバリ設計・導入をしている40代の女性エンジニアがいます。

支社で働いてる方なのでなかなか会う機会はないんだけど、この前トレーニングを受講したときに初めてお会いした。元々はSEをやっていた人で、今の会社にはプリセールスとして応募したらいんだけど、なぜか設計・導入部隊に配属されてしまったそうです。

最近、40代のエンジニアがリストラされたり部署移動させられたりするのを目の当たりにして、この仕事を続けていくことに不安を感じていた。でも、こういう人もいるんだと思うと少し勇気がでる。たしかに例外的なんだけど、自分だってその例外になればいいじゃないか!と。

例外的な前例を目にしたとき、人が取るパターンは2つに別れる。

「この人と俺とは年齢が違う」、「学歴が違う」、「そもそも才能が違う」と理由を探してあきらめてしまうパターン。そしてもう一つは、「この人にできるなら自分にも!」と発奮するパターンだ。

まったく同じ特性を持った人はいないし、全く同じ環境で生活もなし得ない以上、前例と異なる点が出てくるのは当然だったりする。そうである以上、例外的な前例を発奮材料として活かさないのは勿体無いなぁと、あるときから思うようになった。何も、イチローのようになろうと思ってるわけじゃないしね。

グラン・トリノ

前から気になっていた映画、グラン・トリノを観た。


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老人の孤独感や怒り、友人に対する愛情が伝わってきて、ラストでは久しぶりに涙しました。同じクリント・イーストウッド監督のミリオンダラー・ベイビーも観なくては。

昨日から風邪をひいてしまい、どうも調子が悪い。喉が痛いし、食べても味がしないし・・・。明日、熱がでるようだったら、会社休んでぬくぬくしたろ。

リストラが始まった

仕事でミスをして同じ顧客担当チームから外されてしまった40代の先輩が、クビになることが決まった。

通常ならこの程度のミスでクビになんてならないはずなんだけど、本国から日本法人に対して10%の人員削減目標が与えられている中で、運悪くターゲットになってしまった。

外資と言えども、日本では簡単に正社員をクビにできないはず・・・と思っていたんだけど、現実は厳しかった。

同じ顧客担当チームのCEさんも、先週の作業でたった一度ミスをしただけで、客先出入り禁止になった。僕もミスをしたら顧客担当チームから即刻排除 → リストラとなるかもしれない。

今回の不況を、僕は乗り切れるだろうか・・・。

休日の朝

ドトールで朝食を食べてから、近くの公園をぐるっと1周散歩するのが週末のお決まりコースになっている。時には、ベンチや芝生に腰掛けて本を読んだり。

人工の川や池もある緑豊かな公園で、家族連れが遊んでいたりと、歩いていると平和で幸せな気分になれる。今朝は銀杏の木々の黄色がとても綺麗だった。

「時間を無駄にしない」という心構えで日々勉強したり働いたりするのも充実感があっていいけれど、こういうゆったりした時間もないと、ギスギスした余裕のない生活になってしまう。

適度に働き、適度に休息できる環境が幸せだなと感じます。

Outliers

読み終わった。昔に比べると、読むスピードはだいぶ速くなった気がする。理解度が上がってるかどうかは疑問だけど・・・。



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人が成功するか否かは、偶然によって与えられた機会を逃さず、1つのことに1万時間を投入できる情熱と忍耐を持てるかどうかということらしい。

1万時間を投入した後でないと、自分に才能があるかないかなんてわからないということか。そう思うと、何事にも「自分は天才だ」と思い込んで挑戦するのが正しい姿勢なのかもしれません。ただ、何かに1万時間を投入できるということ自体が、才能と言えそう。

最も難しいのが、何に1万時間を投入するのかという選択だ。やっぱりリターン(利益)を求めてしまうけど、好きじゃないと1万時間は続けられないと思うんですよね。

僕はかなり英語に時間を投入しているけど、もう1万時間は到達したのかな?どうだろ。1万時間を投入して今の英語力だと、完全に語学の才能はないってことだな・・・。まぁ、楽しんでやっているからいいんだけど。

持つべきものは同僚

今月一杯で退職する同僚が、部門トップとの退職面談をしたと教えてくれた。

その退職面談で、彼は「exneet君の給料を上げてやってください」と言ってくれたそうです。なぜ退職面談で僕の名前を出したのか謎ですが、退職するときまで自分のことを気遣ってくれて嬉しかった。

部門長は「1割ぐらい上げるつもりだ」と言っていたそうですが、この不況と今の会社の業績で給料が上がるとは到底思えないのが悲しいところ。

彼とは同じチームだったんだけど、仕事に対する考え方が似ていて、どうすればもっと効率よく仕事ができるかということを二人でよく検討したもんです。バランス感覚に優れていて男気があり、CCIEも持っているという、めちゃくちゃ優秀な人です。

僕はなぜか彼に評価してもらっていて、「今度行くベンチャーでうまくいったら、来年声をかけるから」と言ってくれた。社交辞令だろうけど、嬉しかったです。ただ、ハッタリだけで世渡りしてる自分には、ベンチャーでやっていく実力はないというのが正直な自己分析です。

彼に続いて、同期入社のやはりとても優秀な人が辞めそうな感じ。優秀な人から辞めていくというのが、今の会社に問題があることを表しているなと思う。優秀な人には転職先がすぐ見つかるというのもありますが・・・。

渋谷ブックオフ

今日は渋谷ブックオフまで歩いて行ってきた。

もっと疲れるかと思っていたけど、意外とそうでもなかった。最近は週末に1時間ぐらいウォーキングしているので、少しは体力がついたようです。今度は銀座まで歩いて行ってみようかと思う。

途中で明治神宮を通ったんだけど、ここが東京であることを忘れるぐらい鬱蒼とした森になっていて、なかなか気持ちよかったです。

渋谷ブックオフには洋書目当てでいったんだけど、残念ながら欲しいと思う洋書はなかったので、帰ってきてからAmazonで以下の2冊の本を注文した。






Built to Last: Successful Habits of Visionary Companies (Good to Great)
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ドラッカーとビジョナリー・カンパニーです。こんな本ばっかり読んで、俺は一体なにをしたいんだろ・・・と思う。起業する気なんて全然ないんだけど、興味があるのは経営系の本ばかりです。

人の流動化

うちの会社で働いているパートナー(協力会社の社員)の人は、皆ものすごく仕事ができる。

というのも、仕事ができない人はすぐに契約打ち切りになるので、優秀な人しか残っていないのだ。この辺はほんとにシビアに人を評価しているなと思う。

それに対して、外資といえどもプロパー(正社員)は簡単にはクビにできないようで、仕事ができない人もそのまま残っている。かくして、能力はパートナーの方が高いのに、給料はプロパーの方が高いという逆転現象が起きている。どこの会社でもそうだと思うけど・・・。

池の水と一緒で、組織内の人に関しても入れ替わりがないと澱んで腐っていくのだろう。簡単に入れ替えできない正社員を、職務経歴書と数回の面接、数ヶ月の試用期間だけで雇うのはバクチみたいなもんなんだろうな。

ただ、外資でも正社員は簡単にクビにできないと言っても、それは本社からの指示がない場合の話だ。いったん本社からリストラのターゲット(目標人数)が与えられたら、容赦なくクビを切るようです。過去に大量解雇したときは、対象者のアカウントを即日ロックしてパソコンを使えないようにしたそうな。

朝、会社に来て、パソコンにログインできなかったら鬱だよなぁ・・・。

階級制度

何がしたいのかよくわからないけど、会社が階級制度を細かく定めた。

それぞれの職種内でランクを設けて、次のランクに上がるための条件が事細かに定められている。たとえば、今のランクでの経験年数が3年以上、自社ベンダー試験の合格、TOEIC600点以上などなど。

このランクで年収レンジが決まるということなんだけど、現実は年収とランクが全然リンクしてなくて、シニアレベルの人よりアソシエイトレベルの人の給料が高いケースが多々ある。この時点で、このキャリアパス制度は破綻していると思う。

前の会社も同じようにランク制だったけど、ランクと年収が完全にリンクしていたので、ランクアップを目指すことがモチベーションを上げる要因になっていた。結局、給与体系に手を入れることなく、形だけの階級制度なんて作っても意味ないのだ。肩書きと責任だけ与えられて喜ぶ人は稀でしょ。

しかも、キャリアパスに定められた条件は必要条件であって十分条件ではないらしい。僕の場合シニアレベルへの昇格条件は経験年数以外は全て満たしているけど、経験年数を満たしたとしても昇格できるかどうかは恣意的判断にゆだねられる。こんだけ細かく定めてある条件に意味あんのか・・・。

そういえば、本屋でバイトして頃も店長が途中から階級制度を作って、バッヂの星マークの数で時給に5円、10円の差をつけてたなぁ。上の考えることはどこも一緒ですね。

Winning: The Answers

ジャック・ウェルチのWinningの続編。ビジネスやキャリアに関する様々な質問にウェルチが回答している。Q&A;形式なので読みやすい本でした。






自信を付けるために必要なのは社会的に大きな成功ではなく、自分で設定した少し背伸びした目標を達成していくことに尽きると書かれていたのが印象的でした。

しかし、真っ白な歯の表紙の写真が、なんか胡散臭く感じる・・・。

The Innovator's Dilemma

毎日お昼休みにスタバで読み続け、ようやく読み終わった。





顧客を重視する優良企業が、革新的な技術が登場したときに何故失敗するのか、成功するためにはどうすればよいのか、といったことが書かれている。

ハードディスクドライブやホンダのバイクなど、具体例が豊富で読んでいて面白かった。ちょっと記述が冗長だけど。

この本の最後で実践例として取り上げられていた電気自動車はまさに革新的な技術で、これからの自動車業界がどのように推移していくのか、興味深く注視していきたいなと思う。

次は勝間和代が翻訳したことでも有名な以下の本を読む予定。



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