お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方




帯にはでかでかと、「日本人には役に立たない金持ち父さん貧乏父さんは今すぐ捨ててください!」と書かれている。「金持ち父さん貧乏父さん」と同じような類の本なのかなと思って読んだけど、だいぶ違った。

この本は、日本の税制や社会保険制度、年金制度などがいかに歪んでいるかについて書かれた本です。サラリーマンが国家からいいように搾取されているのがわかる。読むとサラリーマンを辞めたくなるのは必至です。そういう意味では金持ち父さん貧乏父さん」と一緒か・・・。

不動産や保険、株についても書かれていて、参考になりました。「株はテラ銭の低いギャンブルである」と言い切ってます。

小説、「マネーロンダリング」の著者だけあって、税制についてはかなり詳細に書いてある。脱税の話も面白かった。最速で資産を形成するには税金を納めないのが一番らしいです。

でも、個人事業主になって、節税のために法人化して、いろいろ経費として計上してって、考えただけで面倒くさい。株にしても、ファンダメンタル分析やらテクニカル分析やらと、やっぱ面倒くさい。ものぐさな俺には、そもそも投資とか節税とか向いてないんじゃないかと思った。

実家にパラサイトし、共済系の保険にしか入っていない俺は、この本に書いてある「確実に金持ちになれる方法」を実践しとります。結局、凡人サラリーマンにできるのは、支出を減らすことしかないっすね・・・。