プロ論。3


プロ論。3
B‐ing編集部
徳間書店
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著名人の仕事に対するインタビュー集。「プロ論。」は1も2も読んだ。3作目もよかったです。

具体的なアドバイスがどうこうというより、読むと気持ちに火がつくのがいいっすね。「よし、やろう!」っていう気になる。

インタビューを読んでいると、ほんとに人それぞれで、仕事もそれぞれ。正解の生き方なんてないんだなと思った。

でも、多くの人が共通して言っていることがいくつかある。それは「目の前のことを一生懸命やる」ということと、「仕事を通じて他人を喜ばせる」ということ。

「どんな仕事でも、一生懸命やっていたらきっと見ていてくれる人がいる」という言葉は、励みになりますよね。僕なんかは頭でっかちで、目の前の仕事をやるメリット・デメリットなんかをついつい考えてしまうんだけど、そうじゃないんだと。

あと、「どんな仕事も、他人のために存在する」という言葉は、その通りだなと思った。日々の、ほんとにくだらない仕事も、最終的には誰かのためになっている。そう思うと、ちょっとは頑張れそう。

この言葉で思い出したことがある。小学生のときに将来の職業について母親と会話していたとき、僕は「人のためになる仕事がしたい」と答えた。褒められるだろうな・・・と思って言ったのだけど、逆に怒られたんですよね。「人のためにならない職業なんてない!」って。まともな親だと思う。結局、「人のためになる」どころかニートになっちゃったわけですが・・・。

僕も、いつか「プロ論。15」ぐらいでインタビューされたいもんです。