チームリーダーの教科書


チームリーダーの教科書―図解 フジマキ流 アツイチームをつくる
藤巻 幸夫
インデックスコミュニケーションズ
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チームのサブリーダーである私としては、いずれはリーダーの座を狙わなくてはならない!なんせ、リーダーとサブリーダーの二人だけのチームなのである。

などと意気込んで読んだわけではない。本自体のレイアウトや図解がお洒落で、読みやすそうだったので借りてみた。

著者は福助の社長の藤巻幸夫氏。テレビで何度か観たことがある。とにかく熱い人である。

この本を読んで、自分にはリーダーは120%無理であるということがよくわかった。とにかく大事なのは、コミュニケーション!コミュニケーション!コミュニケーション!

どれだけ熱く、どれだけ深く、本気でメンバーと関わり合えるか。すべてはそこにかかっている。

著者は言う。私たちが本当に欲しているのは「大勢の人と「喜怒哀楽」を噛み締めていける日々そのもの」であると。そして、リーダーになると、そんな濃密な日々が送れるのだと。

その通りなんだろうなと思う。人との関わりを避けてきた自分の人生の、なんと薄いことか・・・。

この本でプロジェクトの実例として取り上げられていた、シェーパーズプロジェクトの男性用着圧靴下がすごく気になる。一足が約2500円と高いけど、一度は試してみたいアイテムです。
http://www.fukuske.com/brand/shapers/lineup/socks/index.html

プロ論。3


プロ論。3
B‐ing編集部
徳間書店
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著名人の仕事に対するインタビュー集。「プロ論。」は1も2も読んだ。3作目もよかったです。

具体的なアドバイスがどうこうというより、読むと気持ちに火がつくのがいいっすね。「よし、やろう!」っていう気になる。

インタビューを読んでいると、ほんとに人それぞれで、仕事もそれぞれ。正解の生き方なんてないんだなと思った。

でも、多くの人が共通して言っていることがいくつかある。それは「目の前のことを一生懸命やる」ということと、「仕事を通じて他人を喜ばせる」ということ。

「どんな仕事でも、一生懸命やっていたらきっと見ていてくれる人がいる」という言葉は、励みになりますよね。僕なんかは頭でっかちで、目の前の仕事をやるメリット・デメリットなんかをついつい考えてしまうんだけど、そうじゃないんだと。

あと、「どんな仕事も、他人のために存在する」という言葉は、その通りだなと思った。日々の、ほんとにくだらない仕事も、最終的には誰かのためになっている。そう思うと、ちょっとは頑張れそう。

この言葉で思い出したことがある。小学生のときに将来の職業について母親と会話していたとき、僕は「人のためになる仕事がしたい」と答えた。褒められるだろうな・・・と思って言ったのだけど、逆に怒られたんですよね。「人のためにならない職業なんてない!」って。まともな親だと思う。結局、「人のためになる」どころかニートになっちゃったわけですが・・・。

僕も、いつか「プロ論。15」ぐらいでインタビューされたいもんです。

NHKクローズアップ現代 「街をさまよう若者たち」

録画していた番組を、今日観た。ネットカフェ難民を取り上げた放送で、副題は「新しい形のホームレス」。

住所がないから、就職も普通のアルバイトもできず、日払いの派遣で働くしかない若者たち。不安定な日雇いでは、アパートを借りるためのまとまったお金を貯めることもできず、数千円から数百円の所持金(全財産)で綱渡りの毎日を生きる。

ニートと違って働く意思もあるのに、ホームレス状態から抜け出せない。こんな社会は絶対におかしい。国や地方自治体が、勤労意欲のある住所のない若者たちを支援すべきだと思う。アパートを借りるための資金を援助するとか、いろいろ支援の方法はあるんじゃないかな。

26才で就職活動を始めた当時は全く気づかなかったけど、履歴書に書ける住所(=実家)があるというのは、とても恵まれたことだったんだな。もし、当時の僕に住所がなかったならば、僕も確実にネットカフェ難民になっていたはずです。

ニートの人は、住所がある今のうちに、できるだけ早く行動を開始した方がいいと思う。

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今日も仕事だったけど、お昼過ぎで帰ってきた。上司が「あとは俺がやっておくから帰れ」と言ってくれたのだ。好意に甘えてさっさと帰ってきた俺は、根っからのダメ社員です。

仕事の哲学


仕事の哲学 (ドラッカー名言集)
P・F・ドラッカー
ダイヤモンド社
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ドラッカーの著作から、仕事に関する200の名言を集めた本。

名言だけなので、さくっと読めました。でも、気になる名言をメモしていたら(図書館で借りた本なので・・・)、40個ぐらいになった。

以下は、仕事で成果をあげるために、ドラッカーが繰り返し述べていること。

 1.自分の時間を体系的に管理する
 2.外部の世界に対する貢献に焦点を合わせる
 3.強みを中心に据える
 4.優先順位を決定し、優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中する。
 5.成果をあげるよう意思決定を行う。

個人的に気に入った言葉は以下です。

■最初の仕事はくじ引きである
やってみなければ、自分に向いているかどうかもわからないってことですよね。ニートの人は、とりあえずバイトでも何でもいいから働いてみるといいと思う。あのドラッカーも、こう言ってるんですから!

すべての仕事について、全くしなければ何が起こるかを考えてみる。何も起こらないが答えなら、その仕事はする必要がない。
うーん。考えてみると、必要のない仕事をいっぱいしてそうです。無駄な仕事、無駄な書類をどんどん廃棄していかなくては。

名言集って、好きっす。

ひとつ上のプレゼン。


ひとつ上のプレゼン。[新装版]

インプレス
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この本はすんごく良かったです。いい言葉もたくさんあった。おすすめです。

花形の広告業界で働く19人のクリエイターたちが、プレゼンについて語った本。

今の僕の仕事ではプレゼンをする機会なんてないんだけど、将来的にセールスエンジニア(営業の技術支援)を目指そうと思ったら、必要になるかもしれない。また、転職活動における面接なんて、「自分プレゼン」以外のなにものでもないから、プレゼンについて学ぶことは決して無駄にはならないと思う。

この本では、いろいろ個性的な人がプレゼンについて語っているので、人によって真逆のことを言っていたりする。たとえば、「企画自体が何より大事」という人もいれば、「伝え方が一番重要」という人もいる。

でも、皆が一様に同じことを言っている点がある。それは

・パワーポイントを使ったプレゼンは全然ダメ
・競合プレゼン(コンペ)は顧客のためにもならないし、やりたくもない

ということ。「プレゼン=パワポ」と思っていた僕には衝撃的だった。実際にクリエイターがプレゼンで使った資料の写真なんかも掲載されていて、とても興味深かったです。手書きの紙芝居みたいなのが多いように思った。

他にも、コミュニケーションとは何なのかという点について、考えさせられる言葉が多くありました。僕もいつかは、「いいプレゼン」ができるようになりたいもんです。

そのためには、この極度のあがり症を何とかしないとな・・・orz

なぜか「失敗が許される人」の話し方マニュアル



失敗量産マシーンの俺としては、ぜひ読んでおかねばならない本です。ものの言い方ひとつで、事がうまく運んだり、逆にこじれたりするこっとありますもんね。

前半は話し方を中心としたビジネスマナーに関して、後半はクレーム対応に関して書かれている。

特にクレーム対応の部分が参考になりました。ただでさえ人と話すのが苦手な俺にとって、クレーム対応なんて悪夢以外の何ものでもない。クレーム対応は経験がモノをいう世界。でも、最低限の知識と判断基準を身につけることができたら、無難な対応はできるんじゃないかと思います。

否定するときには肯定的な表現を使う、部分謝罪(何に対して謝っているのかを明確にすること)など、すぐにでも使えそうなテクニックを知ることができて有益でした。

睡眠の質=人生の質

今日は定時で帰ってきた。

昨日は結局4時間しか寝ていなくて、一日中眠たかった。最近つくづく思うのは、「睡眠の質=人生の質」だなってこと。朝すっきり爽快な気持ちで起きられたら、その日一日は充実する。それを毎日積み重ねれば、結果的に人生の質が高まると思うんですよね。

現状はどうかというと、全然すっきり起きられない。目覚ましが鳴っても、いつも「あと5分だけ・・・」と布団にくるまり、最悪な気分でベッドから抜け出している。20時以降はカフェインを取らないとか、寝るときに雨戸を閉めたりとか、いろいろやってるんだけどな・・・。

今週の土日は休めることになりました。いろんな要因で上司の設計が間に合わなくなったため、実作業が行えなくなったのだ。肉体的には休めてすごく嬉しいんだけど、プロジェクト全体に遅延をきたしてクレームがきているので、精神的には逆につらかったりする。

今日は早く寝よ。