「英文読解術」ちくま新書

だいぶ以前にブックオフで買った本。一度は挫折したのだけど、もう一度チャレンジしてみた。


英文読解術 (ちくま学芸文庫)
安西 徹雄
筑摩書房
売り上げランキング: 62,412

この本は、アメリカの新聞のコラムを題材として、英文解釈の解説と全文訳が掲載されている。

再チャレンジしてみたのだけど、結局解説まで読んだのは最初の2つのコラムだけで、後は英文と全文訳に目を通しただけ。英文が難しすぎです・・・。

内容や表現自体が難しいというのもあるけど、何より語彙が難しい。一応注釈に単語訳は掲載されているのだけど、初めて目にするような知らない単語のオンパレードでげんなりします。

英字新聞のニュース記事なら、知らない単語があっても推測しながら何とか読み通せるけど、コラムとなると一気に難しくなるんですね。それとも、この本に取り上げられているコラムが難しいだけなのかなぁ・・・。

もっと簡単な一般的な言葉で書けるはずなのに、わざと難しい言葉を使っている。新聞コラムだからインテリ層を対象にしてるのかも。

あと、この本を読んで、僕は英文解釈にはまったく興味がないということがわかった。「この文章は副詞節として読み替えて~」とか、「名詞を文章として読み解いて~」とか、どうでもいい。英文を英文として、そのまま大意を理解できれば、僕としてはオッケーです。

僕が英語を勉強しているのは、ニュース記事とかマニュアルとかの実務的な文章を理解したいからであって、英文学の味わい深い表現を堪能したいわけではないのだ。

思えば高校生の頃も、英語の宿題で英文解釈をやらされて、非常に苦痛だったなぁ。英語嫌いになる人の気持ちもわかる。

実用的な英語の勉強は、結構楽しいのにな。