細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編



お金について勉強せねば!と思い、最初に手にしたのがこの本。まずは、基礎の基礎から固めるのだ。

かなり前に、この本の初版を読んだことがある。でも、「最新版」は読んでなかったので図書館で借りてきて読みました。さすがカリスマ講師なだけあって、非常にわかりやすい。巻末のポイント一覧も便利だし、全般的に読者に対するサービス精神が半端じゃないっす。他の本も見習ってほしい。

気になったキーワードは以下のとおり。

・適正価格の把握
・消費者の心理
・借金=レバレッジをきかす

■適正価格の把握
バブルで土地の値段の高騰に踊らされたり、株で損をしないためにも、モノの適正価格を把握することって大切なんだなと思いました。ただ、「言うは易し行うは難し」なんでしょうけど・・・。俺の転職市場での適正価格はいくらなんだろうと、ふと気になる。

■消費者の心理
「風が吹けば桶屋が儲かる」的に、経済っていろんな事象がつながりあって動くんだなと感じた。でも、理論的にはこう動くはず・・・という期待のもとで経済政策が行われても、消費者の心理が読みきれないと、期待した効果がでなかったりする(例:あまりに不景気だと、減税しても余剰分を消費に回さす貯蓄してしまう)。

一般ピーポーの心理を把握することって、これまたとても大切なことなんだなと思いました。自分自身は「金持ち父さん」ではなくまさに一般ピーポーなので、心理を読むのは簡単なはずなんだけど・・・。

■借金=レバレッジを効かす
借金というと「支出の穴埋め」というイメージしかなかったのだけど、そこには「レバレッジ(てこの原理)を効かす」という意味があるのだなと、今さらながら再確認しました。

株の信用取引なんかを考えるとそのまんまなんだけど、会社が銀行からお金を借りて設備投資を行うということも、レバレッジなんだなと・・・。

金利の安い今、「ちっとも利子が増えない」と嘆くんじゃなく、借金して自分にレバレッジを効かせればいいんすよね!ただ、自分の何にレバレッジを効かすのか全く思いつかねー。そもそも、借金なんて怖いしヤダ!(クレジットカードも一括でしか払ったことがないっす)。