考える素材としての読書

今日も一日、本を読んでました。仕事の勉強とか、全然してないや・・・。

最近は、仕事やお金、人生について考えることが多くて、読みたい本もいっぱいでてくるんすよね。「ニートから脱出して正社員になるんだ!」とか、「監視オペじゃなくて構築やるんだ!」と突き進んできたんだけど、ちょっと立ち止まって考える時期に差し掛かっているのかもしれない。

本を読むのは知識を増やすという目的もあるんだけど、考えるための素材にするという意味合いが大きい。僕の場合は何もなしで考えるのは難しくて、本のなかの記述に触発されて、いろいろ空想したりすることで考えてます。

ある本を読んでいる最中に、過去に読んだ別の本の一節が脳内でリンクすることがあって、そういう瞬間が楽しい。

あなたが年収1000万円稼げない理由。



これは立ち読み。今の自分に響く言葉がいくつかありました。

・自分の強みは何か
・目標を立て、期限を決める
・性格は変えられないが、行動は変えられる
・「熱」を持つ


■自分の強みは何か
なかなか1つのスキルで突出することは難しいから、スキルを組み合わせたり、全く別の業界で働くことで、自分の強みを際立たせる方法が紹介されている。

僕も「自分の強みは何だろう?」としょっちゅう考えるのだけど、正直ないっす。しいて言えばITのスキルと英語の組み合わせになるのだろうけど、この組み合わせは別段目新しくもないし、それぞれのスキルも大したレベルじゃない。別の業界に行くといっても、どこに行くよ・・・だし。

その他の、対人能力、人脈力、理解力、記憶力なんかもひどいもんです。唯一、毎日少しずつでもコツコツ勉強できるのが強みといえば強みだけど、「ヒューマン2.0」という本に「誰もが努力する社会(シリコンバレーとか)では、努力だけでは差がつかないから運が重要になる」と書いてあったのを思い出す。努力は、強み以前の大前提なんすね・・・。

■目標を立て、期限を決める
これ、全然できてません。CCNP BCMSNの勉強も、期限を決めてないからダラダラと参考書を読むだけになっている。そもそも、人生の目標というか、でっかい目標が立てられていない。でっかい目標もなく小さい目標だけ立てても、全然あさっての方向に行ってしまう気がするし・・・。思いつくのは以下ぐらい。

 ・健康であること
 ・貧しくないこと
 ・目が死んでないこと

全然でっかくないし・・・orz


■「熱」を持つ
情熱なくして何事もなしとげられない。モチベーションをいかに保つか。これも俺の人生のテーマっすね。そもそも無気力の塊だったからニートになったわけだし・・・。人を衝き動かすものって何なんでしょうね。欲?使命感?好奇心?

ニートだった俺を衝き動かしたのは「恐怖」や「不安」だったわけですが、今後は別のモノに衝き動かされたいもんです。

富だ!名声だ!女だ!Go!Go!

あかん、無理してるわ・・・

■性格は変えられないが、行動は変えられる
この言葉は結構グサリときました。俺はこのブログで「内向的で対人能力低いんで・・・」としょっちゅう書いてるけど、自分でも単なる言い訳であり、甘えであることは自覚してるのです。それを眼前に突きつけられた感じ。

性格は変えられないし変える必要もない(それは個性だから)。でも、行動は変えられる。著者の叱咤であり、激励ですね。うん、いい言葉だ。

今日が人生最後の日だとして

今日は朝から近所のスタバに行き、アイスラテを飲みながら読書してきた。朝の爽やかな空気を吸いながら歩くのは気持ちいいし、いつも混んでいるスタバも、休日の朝は空いているので落ち着いて読書できる。

今読んでいるのは、「ザ・サーチ グーグルが世界を変えた」です。前々から気になっていたのだけど、すんごく面白い。


ザ・サーチ グーグルが世界を変えた
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やっぱり読書って楽しいな。ただ本を読んでいるだけなんだけど、すごく充実感がある。定年退職したとしても、本さえあれば時間を持て余すことはなさそうです。

しかし、60才で定年退職するとしても、あと30年か・・・。定年後の読書だけを心の糧に働き続けるには、うんざりする長さだ。以前読んだ、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチの一節を思い出す。

I have looked in the mirror every morning and asked myself: "If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something.
参照元: http://news-service.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html

今日が人生最後の日だとして、自分が今日やろうとしていることは、本当にやりたいことなのか?この自問に"YES"と答えられる会社員は、ほとんどいないんじゃないかな。

大事なのは30年先じゃなくて、今日の一日なんすよね。週末までの消化試合としての平日。定年退職までの消化試合としての30年。一日一日をそんな風にしか捉えられない人生は不幸だと思う。面白い本を読んでいるときに感じるワクワク感を、毎日の仕事で感じられるようにするにはどうしたらいいんだろう?最近、そんなことをよく考えます。

まぁ、そもそもリストラされずに30年間も働き続けられるかどうかもわからないんだけど・・・。

体が資本

風邪はだいぶ治ったのだけど、なぜか肩がめちゃめちゃ凝る。運動不足のせいかと思い、夕方、久しぶりにウォーキングをした。40分ほど歩いただけなのに、腰が痛くなりました。おっさんやな・・・。

あとは腕立て伏せ20回、腹筋30回、スクワット20回やった。筋トレ(というほどのもんではないが)は週に2、3回やるだけ。でも、高校生の頃から地道に続けているのと、もともと筋肉質なので、体型はほとんど変わっていない。毎日やる!とか決めずに、適当にやる方が長続きするのでよいと思う。

何するにしても、体が一番の資本っすよ!

週末はひたすら経済や株の本を読んでいたので、英語もほとんど勉強してません。まぁ、そのときそのとき興味を持ったことを勉強するのが、吸収率も高く効果的なのでよいっすよね。

東大生が書いたやさしい株の教科書


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1~3章までの株の基礎知識部分は、生徒3人、先生1人の会話形式になってるんだけど、逆にわかりづらい。太字部分とまとめの部分だけ読んで、あとは飛ばし読みです。

4章は一問一答形式の問題になっていて、PER、PBRの意味や、チャートの意味なんかを考えながら覚えられるので楽しかったです。

5章では実際の銘柄を元にファンダメンタル分析、テクニカル分析を行って購入する銘柄を決定し、1年後の株価の分析まで行っていて、とても参考になりました。

最後に、巻末の「負けない投資法7原則」をメモ

1. 身近な銘柄を選ぶ
2. ファンダメンタルを重視する
3. 分散投資をする
4. ルールをつくる(損切り、利益確定)
5. あくまで余ったお金で
6. 日々の情報に敏感に
7. 自ら考えて投資をしよう

損切りはやっぱり重要なんすね!

細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編



経済のニュースがよくわかる本シリーズの中でも抜群に面白かったです。実はこの本を読むのも二回目なんだけど、それでも面白いものは面白い。国とヘッジファンドとの攻防なんて、まるで小説を読んでるようです。

自国の通貨をマルクやドルと固定しておくために頑張りに頑張って、それでも崩壊したあとに経済が回復するというのがなんとも皮肉です。最初から固定しておく必要はなかったのでは・・・と思っちゃうんだけど、それは後知恵というものか。

この本を読んでいて思ったのは、当時の世界のこういった動きを全く知らなかったなぁ・・・ということ。そして、今現在も世界の動きを全く知らない。経済ってこんなに面白いのに勿体無いと感じた。

日本経済編でキーワードだと思った「適正価格」と「人間の心理」は、世界経済編でもキーワードだった。ノーベル賞受賞の経済学者たちが作ったヘッジファンドのLTCMは、「適正価格」を見抜くことを得意としており、"過去のデータから将来が見え、将来のリスクをコントロールできる"と信じ込んでいた。でも、人間の心理の「パニック」を考慮できなかったために破綻している。

LTCMの破綻やロシアのデフォルトの教訓は、「神話は疑うべし!」ですかね。「神話」という思考停止状態に陥るとダメなんだなと。

最後に、心に残った文章をメモ。

「"よくわからないけどなんだかスゴそう"という考えは大きな落とし穴があったりして危険」

「落とし穴に落ちないようにするためには、"最低限の勉強"をしてキチンと世の中の状況を見極める必要がある」

「断片的な情報だけで物事を判断しようとするとたいてい本質を見誤ってしまうから、視野を広く持って"全体から判断しよう"とすることがとても重要」

即戦力の磨き方


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以前にも立ち読みしたんだけど、また立ち読み。即戦力をつけるためには、以下の3つの能力が必要とのこと。

・語学力
・財務力
・問題解決力

語学力を付けるために、とにかく英語を聞き流せと書いてあった。英語の耳を作れと。聞き流すだけで英語ができるようにはならないだろうけど、英語耳を作るという点では有効かなと思う。僕も毎朝BBC Newsを聞き流していて、まだまだ意味は把握できてないけど、音はかなり把握できるようになったので。

財務力をつけるためには、株をやれと書いてあった。ポイントは以下のとおり。

・最初は小額から始めろ
・骨は折れる覚悟でやれ(リスクを恐れるな)
・株についての基本セオリーは勉強しとけ

うん、普通のことしか書いてない・・・。

最後に、問題解決力。ポイントは以下のとおり。

1. まず、問題を見つけること(そのためには自分のなかで質問する力が必要)
2. 次に、問題解決のための仮説を立てること
3. 立てた仮説を検証すること
4. 問題が解決するまで、2と3を繰り返すこと

このなかで一番大切なのは、1の「問題を見つけること」なんでしょうね。名著、「ライト、ついてますか―問題発見の人間学」にもそう書いてあったと思う。


ライト、ついてますか―問題発見の人間学
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自分にとっての課題は、やっぱり財務力だな・・・。コツコツ勉強し、実践していかねば。

ラムダッシュ


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電気シェーバー買いました。俺はヒゲは濃いのに肌は弱いので、電気シェーバーを選ぶのも一苦労なのです。

今までラムダッシュ→ブラウンと使ってきて、結局またラムダッシュにした。今度のラムダッシュは「金属も剃れる!」がウリだけど、剃れ具合はあまり変わらんような・・・。リニア駆動の音でなんとなく剃れてる感があるけど、所詮気のせい。




最初のラムダッシュは全自動洗浄の上位機種を買ったのだけど、今回は全自動洗浄なしを選んだ。全自動洗浄、はっきり言って不要です。ハンドソープで洗浄すれば綺麗になるし、洗浄剤のランニングコストも馬鹿にならない。

肌が弱いから、ウェット剃りとかジェルとかいろいろ試してみたけど、結局はパウダー入りのプレシェーブローションで落ち着いてます。肌がさらさらになって剃りやすい。肌が弱い人はお試しあれ。

しかし、毎朝毎朝ヒゲ剃るのも面倒くさいわ・・・。

細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編



お金について勉強せねば!と思い、最初に手にしたのがこの本。まずは、基礎の基礎から固めるのだ。

かなり前に、この本の初版を読んだことがある。でも、「最新版」は読んでなかったので図書館で借りてきて読みました。さすがカリスマ講師なだけあって、非常にわかりやすい。巻末のポイント一覧も便利だし、全般的に読者に対するサービス精神が半端じゃないっす。他の本も見習ってほしい。

気になったキーワードは以下のとおり。

・適正価格の把握
・消費者の心理
・借金=レバレッジをきかす

■適正価格の把握
バブルで土地の値段の高騰に踊らされたり、株で損をしないためにも、モノの適正価格を把握することって大切なんだなと思いました。ただ、「言うは易し行うは難し」なんでしょうけど・・・。俺の転職市場での適正価格はいくらなんだろうと、ふと気になる。

■消費者の心理
「風が吹けば桶屋が儲かる」的に、経済っていろんな事象がつながりあって動くんだなと感じた。でも、理論的にはこう動くはず・・・という期待のもとで経済政策が行われても、消費者の心理が読みきれないと、期待した効果がでなかったりする(例:あまりに不景気だと、減税しても余剰分を消費に回さす貯蓄してしまう)。

一般ピーポーの心理を把握することって、これまたとても大切なことなんだなと思いました。自分自身は「金持ち父さん」ではなくまさに一般ピーポーなので、心理を読むのは簡単なはずなんだけど・・・。

■借金=レバレッジを効かす
借金というと「支出の穴埋め」というイメージしかなかったのだけど、そこには「レバレッジ(てこの原理)を効かす」という意味があるのだなと、今さらながら再確認しました。

株の信用取引なんかを考えるとそのまんまなんだけど、会社が銀行からお金を借りて設備投資を行うということも、レバレッジなんだなと・・・。

金利の安い今、「ちっとも利子が増えない」と嘆くんじゃなく、借金して自分にレバレッジを効かせればいいんすよね!ただ、自分の何にレバレッジを効かすのか全く思いつかねー。そもそも、借金なんて怖いしヤダ!(クレジットカードも一括でしか払ったことがないっす)。

レバレッジ・リーディング


レバレッジ・リーディング
本田 直之
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この本も発売直後に読んだ。特に目新しいことは何も書いてないんだけど、読書に関する本はついつい手にとってしまう。

キーワードは以下のとおり。

・飛ばし読みして2割理解できれば十分
・本は書き込みしたりページを折ったりして汚せ
・本は買って読め
・読書メモを何度も読み返せ

■飛ばし読みして2割理解できれば十分
これは確かにそうだなと思う。自分が重要だと感じるポイントは、本のなかのごく一部にすぎないことが多い。

最近は本を読んでいるときにも、「一体この記述、この節、この章はこの本に必要なのか?」と考えながら読むようになった。そんな視点で読んでいると、本のなかの大部分が著者の遠まわしな自慢話だということに気付いて愕然とすることがある。

なので、1冊の本を最初から最後まで漏らさず読む必要って、ほとんどない。でも、俺は買った本は最初から最後まで通して読んじゃうんすよねー。あぁ貧乏性・・・orz

■本は書き込みしたりページを折ったりして汚せ
これも、その通りだと思う。読んだ記録を残しておかないと、読み返したときに二度手間になるもんね。

でも、俺は本に書き込みもドッグイヤーも付けられません。なんとなく心理的な抵抗感がある。意味がないのは自覚してるんだけどね。あぁ貧乏性・・・orz

■本は買って読め
以上より、俺にとっては本を買って読むメリットがない。立ち読みの方が飛ばし読みでポイント掴む読み方ができるし、本に書き込みしなくても、帰宅して速攻でこのブログにキーワードと感想を書けばそれがメモになる。

まぁ、立ち読みをすすめる著者なんていないよね・・・。もちこの本も立ち読みです!結局、ひたすら貧乏性・・・orz

ただ、最近は歳のせいか立ち読みする体力もなくなってきてですね(腰が痛い・・・)、新書なんかだと思わず買っちゃいます。

■読書メモを何度も読み返せ
条件反射として実行できるようになるまで繰り返すことの重要性について、以下のドラッカーの文章が引用されている。

「成果をあげることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。そして習慣的な能力は、常に習得に努めることが必要である。習慣的な能力は単純である。あきれるほどに単純である。7歳の子供でも理解できる。掛け算の九九を習った時のように、練習による習得が必要となるだけである。「六、六、三六」が何も考えずに言える条件反射としてみにつけなければならない。習慣になるまで、いやになるほど反復しなければならない」



この本よりも、ドラッカーのこの言葉に出会えたことが収穫でした(『プロフェッショナルの条件』は昔読んだはずなんだけど・・・)。

あと、この本でおすすめとして紹介されていた本は全部読んでおきたいなと思った。「ウェブ進化論」もこの本で薦められているのを知って読んだので。

デイトレードってどうよ?

今日は構築したシステムのお客さんへの引継ぎを行ってきた。各機器の設定方法など、口頭での説明がメインになるので、口下手な俺は苦手です。今日は、できるだけ口を大きく開けて、滑舌よく喋ることを意識しました!って、学芸会の発表レベルか・・・orz

金持ち父さん貧乏父さんを読んでから、資産運用ついて考えている。本のなかで挙げられているものに以下がある(立ち読みなので不正確かも)。

・不動産
・ネットワークビジネス
・株
・起業

不動産は元手がいるから普通の会社員には無理。ネットワークビジネスは怪しげだからやりたいとも思わない(金持ち父さん系のサイトを見ていると、必死でネットワークビジネスに勧誘しているサイトが多い)。起業も、元手もアイデアもいるしで、なかなか難しい。

となると、株しかないのよね。そして、多くの人は実際にデイトレードに手を出す。ジェイコム男の成功ストーリーなんかを聞くと、「よーし俺も数十億いっちゃうぞー」と思っちゃうもんね。

で、実際にデイトレードってどうなんすか?なぜか、俺はあんまり手を出す気がしない。結局バクチとどう違うのかがよくわからない(勉強不足・・・)。テクニカル分析も、「オカルトに過ぎない」って言われてるんですよね?

証券会社にプロのトレーダーがいるということは、やり方次第では儲かる確率が高いということだと思う。でも、プロのトレーダーは交際費にものすごくお金を遣うらしい。それって、結局は非公開の情報を手に入れるためで、インサイダー取引すれすれってことなんじゃないのかなぁ。

細野真宏の世界一わかりやすい株の本も数年前に立ち読みしたけど(立ち読みばっか)、個人投資家は中長期の取引でしか勝負できないと書いてあった。デイトレードやスウィングなんかの短期取引だと、プロと情報量の差で太刀打ちできず、バクチ性が高まるのだろう。


細野真宏の世界一わかりやすい株の本
細野 真宏
文藝春秋
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リスクをとらなければ勝ちもない。それはわかる。それでも、なぜ株(デイトレード)に違和感を感じるのか。たぶん、自分の頭や時間や労力を投入しても、それで勝率が上がるとは思えないから(少なくとも、株について全然知らない今のところは)。俺はバクチには興味がないんすよね。

勝つための戦略も何もなしに、えいやっと始めちゃうのはあまりに危険なのでは・・・と、数百万の損失を抱えたうちの姉夫婦なんかを見ていて思うのです。とりあえず、もうちっと株について勉強してみます。普通に、知的好奇心をかき立てられる。

図で考える人は仕事ができる

図で考える人は仕事ができる
久恒 啓一
日本経済新聞社
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かなーり昔のベストセラーですが、今さらながら読みました。マインドマップブームの今、あえて古典を読むのもまた楽し。

図解の効用は以下のとおり。

・図解により全体を俯瞰して眺めることができる。
・図解により物事の関係を捉えることができる。
・図解により物事を分解し、新たな視点で再構築できる。

「頭がいい」とは、文脈力である。を読んで、自分の頭の悪さは「文脈力」のなさに起因していることがわかったのだが、その足りないところを補ってくれるのがまさに図解じゃないっすか!いいタイミングでいい本を手にしたと思った。

しかし、ここでふと気づく。「齋藤孝の本って、『図解』を『文脈力』というキーワードに置き換えただけじゃねーの?」と。書いてあることのポイントが一緒なんだもの・・・。過去のベストセラーをキーワードだけ置き換え、お得意の有名人の逸話や引用を散りばめて一冊の本ができあがり!なんて見方は穿っているでしょうか・・・。

この本は図解をメインにしているわりには、図がほとんどない。もっと実例をたくさん載せた方がわかりやすいのに。

でも、図で考えるというのは確かによさげです。頭の中だけで考えていると、僕なんかは何度も同じところをぐるぐる回るだけになってしまうので。さっそく実生活に取り入れていきたいと思った。

テクニック的な面では、「プレゼンテーションでわざと不完全な図を用意して相手のツッコミを誘発する」というテクニックが役に立ちそう。